小僧都のレコード/CD担当、レ小僧です。
キーワードは「スピ系」、その説明を。
スピ系とは、小僧の僧語いや造語です。
スピリチュアル系、の略が元ですが、
いわゆる「精神世界」に関連するイメージを避け、あえてスピ系と称しています。
本来の音楽から外れた、という意味でスピンアウトあるいはスピンオフでもいいです(こじつけ)。
強引に定義すると、音楽の本流/主流から外れたもの、という感じ。
かっこつけるなら、オルタネイトあるいはカウンターみたいな。
小僧都のスタイルを考慮して、レ小僧の感覚でざっくり選んでいる段階で、確立された様式ではなく、そのときの気分で変化していきます。
プログレ
いわゆるプログレッシヴ・ロックで、1960~70年代に大衆音楽のいちスタイルとして世界的に流行したもの。
シンセ
シンセサイザーを駆使した新しい感覚の音楽。ムード/ラウンジからクラシックまで。
現代音楽
従来の古典芸術音楽がアップデートし、近現代の芸術様式として発展。しかしジャンル自体が破綻しているような。
民俗音楽
世界がグローバル化した現在では絶滅危惧種の、古き佳きプリミティヴ・アートのような存在。
そのほかに映画音楽やらエレベーター音楽やら何でもあり。
ただしスピリチュアル・ミュージックやアンビエント、ニュー・エイジは含まれないです。
レ小僧の独白
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